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第1422回例会

「AI×人口減少 ~これからの日本はどうなるのか」

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アセットベストパートナーズ株式会社経営アドバイザー・経済アナリスト
中原 圭介 氏
日本の好況は2019年1月で戦後最長の6年1カ月を更新するとはいうものの、20年、30年、あるいは50年、100年といった長い歳月に比べれば、所詮は短い期間であり大したことはない。
しかしながら、日本ではこれから、経済の好況や不況といった短期的ないし表面的な変化ではなく、経済や社会を根底から揺るがすような大きな変化が起ころうとしている。「AIによる自動化」という10年~20年単位の中期的な波と、「少子化による人口減少」という70年~100年単位の長期的な波の、2つの大きな波が日本に押し寄せるのだ。
「AIによる自動化」は今のところ、生産性を引き上げるのに加えて、人手不足を解消する手段として大いに歓迎されている。日本では目先の経済上のメリットが強調されるあまり、AIの爆発的な普及がもたらす雇用への悪影響は軽視される傾向が強まっている。人手不足の深刻さからAIの脅威に鈍感になっているなかで、雇用の危機への政府の対応は後手に回っていく可能性が高い。
 その一方で、「少子化による人口減少」はじわじわとゆっくりと進行していくので、国民は目先の痛みを感じることができずに、人口減少を危機として意識できていない。急激な変化には危機意識が働くのに対して、「深刻で静かなる危機」と呼ぶべき人口減少は変化があまりに緩慢であるために、国民がそれに慣れてしまい、政府も対応を先送りしてしまうわけだ。
「AIによる自動化」が動的な波とすれば、「少子化による人口減少」は静的な波になる。2つの波が重なるこれから20年ほどのあいだに、日本の経済や社会の仕組みはもちろんのこと、私たちの仕事や給料、生活は大きく変わっていくことになるだろう。

経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。企業・金融機関への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に努めている。経済や経営だけでなく、歴史や哲学、自然科学など、幅広い視点から経済や消費の動向を分析しており、その予測の正確さには定評がある。「もっとも予測が当たる経済アナリスト」として評価が高く、ファンも多い。
主な著書に『AI×人口減少』『これから日本で起こること』(ともに東洋経済新報社)、『日本の国難』『お金の神様』(ともに講談社)、『ビジネスで使える経済予測入門』『シェール革命後の世界勢力図』(ともにダイヤモンド社)などがある。東洋経済オンラインで『中原圭介の未来予想図』、マネー現代で『経済ニュースの正しい読み方』、ヤフーで『経済の視点から日本の将来を考える』を好評連載中

日 時 2019年3月20日(水)
場 所 ハイアットリージェンシー東京

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電話によるお問い合わせ: 03-3340-3555 Eメールによるお問い合わせ:shintoshin-rc@par.odn.ne.jp

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