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第1416回例会

「ロータリーの誕生とその拡大増強」

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地区拡大増強委員長
吉田 雅俊
仮説:拡大増強の推進には、経済成長と社会背景が大きく関わっている。
拡大&増強をするには、社会的背景を考え、現状把握と対策を講ずる必要がある。

20世紀初頭の世相

第一次世界大戦前後の産業構造の変化
① 鉄道(陸路)汽船(海路)等による経済圏の拡大
② 地域限定市場経済から広域市場経済
③ 顔の見える商いから顔の見えない商い
④ 市場間の基準と商慣習の違い

アメリカにおける爆発的経済成長とロータリー発祥

① 第一次世界大戦では、アメリカは埒外で軍需景気に沸き、産業革命後の鉄道と鉄鋼が、産業構造の変化をもたらす時代背景があった。
② 特に相互扶助が注目されるようになったのは、産業革命以後に様々な社会問題が発生するようになった後である。
③ 産業革命によってこれまで存在した相互扶助の形態が解体され、これに代わり得るものを人為的に組織する必要が生じた。
④ 市場経済の成長に伴い、その健全な成長には、信頼関係に基づく統一された基準と職業モラルが強く求められるようになった。
⑤ 高潔性とか職業倫理というロータリーにおける職業奉仕の理念は、新鮮で魅力的なものとして大いに受け入れられた。
⑥ 新しい形の相互扶助もその一つである。

モラルの尺度の一つが、統一された基準である。
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1918年 – American Engineering Standards Committee(AESC)として、以下の5つの工業団体および3つの政治機関によって20世紀初頭に設立された。
米国電気学会 (American Institute of Electrical Engineers, AIEE) – 現 IEEE
米国機械工学会 (American Society of Mechanical Engineers, ASME)
米国土木学会 (American Society of Civil Engineers, ASCE)
米国鉱山技師協会 (American Institute of Mining Engineers, AIME) – 現 米国鉱業冶金石油学会 (American Institute of Mining, Metallurgical, and Petroleum Engineers)
米国材料試験協会 (American Society for Testing and Materials, ASTM) – 現 ASTMインターナショナル

日本標準規格  

1921年には、大正10年勅令第164号に基づいて工業品規格統一調査会が設置された。この調査会は、1941年までに520件の日本標準規格(旧JES、Japanese Engineering Standards)を制定した。
以上のような社会状況の結果、一業一社の仲間造りがもたらすロータリーの様な信頼関係と相互扶助は、当時の地域市場経済を担う人々に大いに受け入れられた。
第一次大戦後のヨーロッパも日本も、市場経済という観点では同様であったと思われる。
地域経済の成長エネルギーが、拡大増強のエネルギーとなった。
社会的ニーズが行動の源泉とすれば、ロータリーの拡大増強のプログラムは、先進国と発展途上国とで、今後更に二極化が進むと考えられる。
現在の発展途上国に於いては、成功の象徴としてのステータスであるロータリアン、そしてかつての先進国の経済成長のメカニズムが現在進行中である。
先進国におけるロータリーの成長停滞は、社会の成熟度と経済成長に整合している。
それでは、先進国において、なにが拡大増強のエネルギーの源泉(社会的ニーズ)となるのか?
①人道的問題‥極論すれば他人事で、切実に直面している問題ではないとも言える。
②環境問題‥重大だが皮膚感覚で緊急性を感じられないとも言える。
③漠然とした不安; テロや戦争、新型病原体、様々なセキュリティ問題とその社会的重大性等
行動は優先度によって決まるし、優先度は重大性より緊急性によって決まる。
この点を踏まえて、今後の日本におけるロータリー活動を考え、更に当2580地区の拡大増強を考えるべきであると思う。
近年RIは、若い世代と女性会員の増強に力入れており今年度のRI会長もこれを強調している。

当2580地区の問題は何か?

各ロータリークラブの会員の減少は、クラブによっては存続の危機となっている。
会員の高齢化と新入会員が増えないことは、それに拍車をかける問題である。
当地区の現状は、30名以下のクラブは中央分区2/16クラブ、北分区2/15クラブ、東分区6/16クラブ、武蔵野分区4/6クラブ、多摩分区2/6クラブ、沖縄分区3/11クラブで合計19クラブである。
そして、30名以下のクラブの殆どが、会員の60%以上が60歳代70歳代以上である。
もし増強を充分に行うことが出来なければ、5年後10年後という尺度で考えると、クラブの存続という面で危機的状況である。
今年度の拡大増強委員会は、6名のパストガバナー補佐が委員会メンバーで、担当分区の13名のガバナー補佐と連携して、各ガバナー補佐が担当するグループ(5~6RC)毎に、きめ細かい1つ1つのクラブの実状に合った対策を講じる体制をとっている。
各ロータリークラブの会長幹事及び拡大増強委員会が、積極的に有効な情報を交換し、個々のクラブの拡大増強に注力して貰うようガバナー補佐に指導支援してもらうおう依頼している。

衛星クラブの活用

(1)衛星クラブを活用してグループ(5~6RC)の活性化
グループの60歳以上の会員に1名以上後継者か、それに準ずる衛星クラブの会員候補者を推薦して
もらう。目標20名。
⑵例会頻度、形式、出席における柔軟性
衛星クラブは、若い世代の人達にとって参加しやすい例会
回数、時間帯、食事の有無、インターネット併用又はインターネット例会、ローターアクトを会員として受け
入れ等柔軟性のある運営が望ましいと考える。
⑶衛星クラブとスポンサークラブと共同活動衛星クラブの会員は、積極的にスポンサークラブの各種親睦活動への参加 、奉仕活動への参加、合同例会等々を行うことで、ロータリーに対する理解が進むと考える。
衛星クラブは、新ロータリークラブの設立を目指す段階的組織であるが、ホストクラブとの合併やホストクラブへ会員の移動もあり得る柔軟性に富んだ組織であるべきと考えている。
13名のガバナー補佐のリーダーシップのもと、各グループ(5~6RC)に、一つ以上の衛星クラブの設立を 目指すことも、有効な拡大増強策であると思う。
既存のロータリークラブにおいても、増強し組織強化を図るために、クラブ運営面での柔軟性について一考の余地があるのではないかと思う。


日 時 2019年2月6日(水)
場 所 ハイアットリージェンシー東京

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電話によるお問い合わせ: 03-3340-3555 Eメールによるお問い合わせ:shintoshin-rc@par.odn.ne.jp

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