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第1224回例会

「企業再生の視点から日本再生について考える」

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(株)ジェイ・ウィル・パートナーズ
代表取締役社長 佐藤雅典氏
「強い日本を取り戻す」を使命とする現政権は依然、高い支持率を維持している。前政権と比べ日本経済は明るくなったと感じるものの、日本が抱える課題、例えば「人口減少」、「地方衰退」、「年金破綻」、「財政赤字」、「震災・原発事故被害」等は、未だ解決の方向性が見えず将来に不安が残る。

我々の会社は日本の資金のみによる独立系の「企業再生ファンド」として、これまで    約2,400億円のファンドを集め140社の全国各地の主に中小企業に投資し、その再生に携わってきた。今日はその視点から「日本の再生」、「地方創生」について考えてみる。

企業のライフサイクルは、創業→成長→成熟→衰退→廃業または再生・成長と続く。成熟企業が衰退する時は、①経営者の世代交代がうまくいっていない、②成功体験に囚われ  会社の現状を見ない、③結果、売れる新商品や新しいサービスを生み出せない。これまで 成長を支えてきた力が発揮できず、人材・資金不足のいわゆる病気の状態にある。

我々が企業再生に携わる時、最初にやるのは「帳簿」を徹底的につけなおすという基本的な作業。その上で企業の本来価値を再評価し、新しい経営チームを組成し、必要な資本力をつける。結果、企業を取り巻くヒト、カネ、モノ(技術)が循環し、企業は健全な体を取り戻す。

日本は戦後の創業期から高度成長期、バブル成熟期そして長い衰退期を経て、再生に 向けた取り組みが続く。全国を歩いているが今の日本は決して暗くない。企業再生の視点から日本を見るとどうか。①リーダーの承継(世代交代)は適切に行われているか、②帳簿をきちんとつけているか(国と地方の現状を直視しているか)、③ヒト、カネ、モノを滞らせず分散し 循環させているか(各地の潜在価値が発揮できるようしているか)。そう考えると、我が国が 今後進むべき道が見えてくるのではないか。(了)


【経歴】
1986年(昭和61年)に一橋大学経済学部を卒業し、日本長期信用銀行に入行。企業向け貸付業務や人事部を経て、ニューヨーク支店にて不良債権を含むローントレーディング業務を担当。1998年に同行を退職しゴールドマン・サックス証券会社に入社。日本国内の金融機関及び事業法人の不良債権処理・企業再生に関連する投資業務の責任者に就任。2003年に同社を退職し、株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズを設立、代表取締役に就任。日米金融機関勤務で培った金融ノウハウとネットワークを活用し、国内資金の募集、企業再生活動、及び金融機関との再生ファンド設立・運営を推進。2014年4月、グループ組織体制を強化し、持株会社である株式会社ジェイ・ウィル・コーポレーションと旗艦ファンド運営を担う株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズの代表等、グループ会社役員を兼任する。

日 時 2014年08月20日(水)
場 所 ハイアットリージェンシー東京

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電話によるお問い合わせ: 03-3340-3555 Eメールによるお問い合わせ:shintoshin-rc@par.odn.ne.jp

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